【3歳の女の子ママ】朝、保育園に送っていくと泣いて、私から離れようとしません…
環境が変わって緊張と不安でいっぱい
春ですね。お子さんが入園・入学・進級など、新しいステージに立たれたご家庭も多いことでしょう。うちの娘2人もそれぞれに、中学校と3歳児クラスに進みました。服装や持ち物も新しくなり、何だかワクワクしますね。
ところが、人が最もストレスを感じるのが 『環境の変化』。慣れない新しい環境は、多大なストレスのもとになります。3月に新しい環境への期待が大きければ大きいほど、緊張感も高くなり、4月に入ってグダグダになる…なんてことは、結構あり得ることなのです。
ましてや3歳のお子さんだったら、人生経験もまだ3年ほど、新しい環境 (ここでは保育園) はどんな場所なのか、どんなことが待ち受けているのかわからない状態。それはそれは不安なのではないでしょうか。登園してしまえば、日中は意外と楽しそうに過ごしているのに、翌朝になると園の玄関でグズグズ―。これは「今日、園で何が起こるかわからない」 から不安なのではないでしょうか?新しい環境に置かれた子どもは、不安と緊張でいっぱいなのです。
ママは小船を見守る〝港〟
広い心で受け止めて
さあこんな時、大人ができる最善の対応はといいますと、ズバリ!『安心させること』です。グズグズの我が子についついイライラしてしまいがちですが、そこは子どもより長く人生経験を積んでいる大人が子どもにつられないようにすること。安心させるためには、親自身が動揺せず余裕で構え、「疲れちゃったね」「よく頑張ったね」と子どもの気持ちを受け止めることです。
保育園の先生にお聞きした話をご紹介します。「4月当初はどのお部屋も新しい環境でフワフワ、ザワザワ落ち着かない。でもそのお部屋に『そうやね』『~したいんやね』などの“受け止めことば”「を上手に使う先生がいると6月くらいには落ち着いてくる。逆に、『ダメよ!』『お話聞いて』などの“指示言葉”が多い先生がいるお部屋は6月になろうが10月になろうが落ち着かない」。
1~2カ月は長い目で見て、親は「よく頑張っとるな~、うちの子は」とド~ンと構えて、大海原に出た小船を見守る“港”のような存在でいましょうね。心から安心できれば、親子共々笑顔でバイバイできるようになるでしょう。
先生のまとめ
慣れない新しい環境がストレスになってグズグズに。1~2カ月は長い目で見て不安と緊張でいっぱいのお子さんの気持ちを受け止め、安心させてあげましょう。