年長の女の子のママから「保育園で仲良しの子同士のグループができ、仲間はずれにされたり、からかわれたりすることがあるようです。そんな話を娘から聞いたとき、どうしたらいいでしょうか」

2015年1月30日

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幼児期の人間関係は
大人とは違う発達段階

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※写真はイメージです。

人間関係は大人の世界でも難しさを感じる永遠のテーマですから、わが子が「仲間はずれにされた」とか「悪口言われた」とか言ってくると、ドキッとしてこちらも胸が苦しくなりますよね。
しかし、幼児期と大人とでは人間関係の発達段階が違いますので、口をはさむ前に、まずは一呼吸おきましょう。
大人の場合は一度関係が悪くなると“根に持って”しまってなかなか修復が難しいですが、幼児期は“根に持たない”発達段階なので、昨日は「嫌い!」が翌日には「大好き!」になっていたりします。
この“根に持たない”発達段階のうちに、思い通りにいかない様々な人間関係を体験して、他者との距離の取り方や、相手や自分の気持ちの理解などを学習することが大切なのです。
ですから、娘さんは人間関係のこなし方の大事な学習を体験している最中といったところでしょうか。

「ママはいつも味方だよ」
港のような存在で安心感を

さて、そんな段階だと理解した上で娘さんへの対応になります。まずは“安心感”を与えてあげましょう。究極は「世の中の人間すべてがあなたの敵になったとしても、私だけはあなたの味方だよ」の発想とでも言いましょうか。人は誰かにわかってもらえると安心しますし、勇気も湧いてきます。
娘さんが訴えてきたことに対して「そんなことされたら嫌やよね」とわかってあげて、「ママはあなたの○○なところいいと思うな」など娘さんの人間性でいいところを伝えてあげてください。
“家族が自分をわかってくれている”、“味方でいてくれている”という安心感が、外の人間関係というややこしい体験に向かっていく勇気を与えてくれます。
自己中心期である幼児期ですので、傷つけあうのはお互い様。
この傷つけあいを体験しながら相手の気持ちを理解し、距離の取り方を学びます。
親は港になって、傷ついてきた心を受け止め治癒し、「行っておいで」と送り出す―そんな対応が理想ですね。

先生のまとめ

“根に持たない”幼児期に人間関係を学んでおくことは大切な経験。親は子どもの傷ついた心を受け止め、癒す港のような存在でありたいですね。

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