4歳の男の子のママから「物事の切り替えが苦手なわが子。園でも自分が納得できるまで制作を止めようとせず、先生に叱られているよう。どうしたら上手に切り替えられるようになりますか?」

2014年8月26日

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幼児期の経験が
人生の荒波を耐える力に

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※写真はイメージです。

私はこの質問を読んだとき、「なんとすばらしい!」と思ってしまいました。このお子さんは「最後まであきらめずにやり遂げる力を持っている」「集中力がある」お子さんなのですから。
一つのことに集中して、思いっきり自分の創造(想像)の世界で楽しむことができる力は、幼児期の特権でもあります。幼児期にこの力を発揮できた子は、その後の人生の荒波を耐える力を身につけます。ですから、このお子さんはとっても幼児期らしい大事な経験をしているのです。
ただ、園という集団生活を送る場面では、どうしても集団に合わせて行動することが求められてしまいますね。ましてや、年長さんに向けて、小学校に向けて…と、子どもの周りの大人も焦ってしまう傾向が最近強まっているように感じます。
「最後までやり遂げる」ことも大事。「少々自分を抑えて、周りに合わせる」ことも大事。…大きな課題ですね。

周りに合わせるためには
まず心が満たされること

幼児期は「心が満たされる」という体験が大きなポイントになります。
「ぼく、満足したよ」という体験をした子は心が満たされているので、我慢もできるようになります。満足した体験の少ない子はいつまでもフワフワ・イライラと落ち着きません。
ご質問のお子さんは、どうやら園では満足することが難しそうですね。それでしたら、お休みの日にでもお家で思いっきり満足させてあげてください。「ああ~、おもしろかった!」「満足した~!」という体験をお家でしていれば、園では少々我慢して周りに合わす余裕も出てくるでしょう。
また、見通しを与えてあげることもひとつです。「○○したら、次は××するのよ」「時計の針が○になったら、○○しようね」と、その子に分かるような言い方で切り替えを手伝ってあげてみてはいかがでしょう。

先生のまとめ


創造(想像)の世界で楽しむことは、幼児期らしい大事な体験。心が満たされれば、次第に我慢できるように。切り替えの見通しを示してあげるのもひとつです。

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