2歳の男の子のママから「母乳を止めて1年も経つのに、おっぱいを触りたがる息子。私だけでなく義母にも。2人目を妊娠中なので、赤ちゃん返りかな?とも思うのですが、止めさせるには、どう言い聞かせれば良いですか?」

2013年10月31日

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身体に興味を示すのは
発達的には健全な行動

1~2歳になると自分や他人の身体に興味を持ち始め、3~4歳では性的好奇心が旺盛になってきます。ですから、この男の子の行動も発達的には健全ですよね。大人からみると、たとえ幼児でも男の子が女性のおっぱいに興味を示す行為は、「性」を連想させるので、困惑したり、不快に感じたりしがちですが、2歳児にとっては性的対象・興奮を求めたものではありません。今の場合の「おっぱいを触る」という行為は「タオル噛み」や「指しゃぶり」と同等の行為ということになります。

行為に注目すると
逆効果の場合も

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「おっぱいを触る行為を止めさせたい」ということであれば、まずはどうして触りたがるのか考えてみましょう。日ごろ一緒にいるご家族で「行動の背景にあるこの子の思い(欲求)」を思いつく限り挙げてみて、思い当たるものがあれば、そこを変えてみてください。
例えば…
(1)感触が心地よいから
→代わりの感触の良い物を与える
(2)大人の反応が大きくて面白いから
→大人の反応を小さくする
(3)(ママが妊娠中ということから)自分から注目が離れていきそうな空気があり、無意識のうちに注目を引きつける行為をしてしまう、または、赤ちゃんのころの象徴でもあるおっぱいに執着してしまう
→本人に注目する
…などなど。欲求を満たすことで、行為は減っていくでしょう。強く言い聞かせることは、お子さんがその行為に罪悪感を持ってしまったり、結果的に注目を浴びることになり、うれしくて、行為を増長させるかもしれません。
また、大人があまりにも強くその行為に注目してしまうと、子どもも執着してしまう可能性があります。さらりと流したり、おおらかに受け止めたりして、「10歳になっても続くことはないよね~」とどっしり構えてみるのも良いかもしれません。

先生のまとめ


2歳の子がおっぱいに興味を示すのは、性的対象ではなく、発達的には健全な行動。
行為に注目するのではなく、背景にある思い(欲求)に目を向けて

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