子育てで大切なこと
現代は子育て情報も限りなくあり過ぎて、
子育てをより難しくしているようです。
私が大切と考える、シンプルで、
実践しやすい子育て方法を皆様にお届けします。
子育ての原点はとてもシンプルなもの
子育ては人生の一大プロジェクト。とてもやりがいのある楽しいことです。育児は本当に大変だと思うこともありますが、こどもの笑顔、寝顔を見たら疲れも吹き飛びますね。一番大変な時期はほんの数年です。それはまた、子どもが一番かわいい時期でもあります。子どもの笑顔に癒されながら、頑張って今の時期の子育て楽しみましょう! 純粋でかわいい子どもたちを愛して、愛してあげてください。特に乳幼児期は全てが成長期であるとともに、未熟で弱く、一心に大人にすがっています。
アタッチメントが
子どもの人格を育てる
乳幼児に、特定の人との間に作られる愛と絆、基本的信頼関係のことをアタッチメント(愛着)といいます。乳幼児期に愛され、受け入れられることによってアタッチメントは形成されます。深いアタッチメントが形成されることによって、子どもは自分のことを認め、価値のある存在であると認識でき、また相手を信用することができるようになります。子どもは、愛着の対象者(養育にかかわる特定な人)を安全基地として認識します。この時期のアタッチメントがしっかり形成されているか否かが、後々の子どもの心身・知性・精神面での発達に影響を及ぼします。また、成長した時にバランスがとれた人間関係、夫婦生活や社会性を築けるかどうかにも作用するという研究結果が発表されています。愛着の対象者は、母親だけを言うのではなく養育にかかわる主な人(祖父母・父・保育士など)をいいます。ではどうすれば深いアタッチメントが形成されるか、次に書きます。
言葉がけとスキンシップで
愛情を表現して
愛情はたくさんあるでしょう。しかし、それをどの様に表現するかがカギです。言葉がけを多く、それとスキンシップもいっぱいしてあげてください。例えば言葉をかけながら目と目を合わせる。愛情が伝わりますね。「○○のこと大好き!」「○〇のこと愛してるよ」と言っていますか? 手をつないだり、髪をなでたりして、会話していますか? ぜひしてあげてください。
一緒に何かをすること
それが心の宝物に
子どもにさせてあげたいことはたくさんあることでしょう。幼いうちから英語やピアノや水泳も…。しかし、大事なのはそれだけでしょうか? 公園で滑り台や遊具で一緒に遊ぶ。サツマイモ堀りやドングリ拾いを一緒に体験する。おにぎりやサンドイッチを作って一緒に公園に行く。お金をかける必要はありません。一緒に何かをする、その経験が子どもにとって幼い時の心の宝物であり、感性の糧になります。勉強も運動も大事ですが、他に大切なことも、もっといろいろあることを忘れないで!
任せる、認めることが
子どもの大きな自信に
これが一番難しいかもしれません。大事なことは、子どもはいつまでも未熟ではないということです。少しずつ成長し、できることが増えているはずです。子どもの力を信じて任せよう! 不安だけど、きっと頑張ってくれるだろうから、一回信じて挑戦させてみよう! 親が子どもを信じて、子どもにやらせてみること、それが何よりの自信になります。子どもは「認められている」と思い、気持ちも新たに頑張ることができるでしょう。いろいろチャレンジさせてあげてください。お手伝いもいいですね!
「生まれてきてくれて本当にありがとう」と、子どもに感謝し、世の中の宝物をお預かりした精神で大切に育ててください。