子どもに教えたい大切なマナー

世の中にはたくさんのルールがあり、ルールに囲まれて人は生きています。
そのルールがなぜ必要かという理由を知っていれば、状況に合った行動がとれるはずです。

子どもを頭ごなしに叱っていませんか?それでは子どもの反発を助長するだけで、しつけていることにはなりません。失敗は子どもの特権。成功に至るまでの大切で必要なプロセスなのです。しつけに必要なのは、より良いお手本です。子どもは自分の手本になる人を真似して育ちます。その手本は多くの場合パパとママです。子どもは不思議なくらい親の真似をします。まさに「学ぶ」は「真似ぶ」です。
「良い子にしていなさいね」。よくこのような言葉を聞きます。良い子…大人が考える良い子とは、どのような子どもなのでしょうか?大人にとって都合の良い子ではないですよね。生涯の中で、最も感受性の強い幼児期だからこそ子ども自身が「今、どのようにすることが大切なのか」を考えられる「しつけ」をしていきたいものですね。私が基本としています、しつけ方をご紹介します。

*ダメなものはダメ

まだ言葉を理解していない幼い子でも、親の表情や口調を感じとります。「机の上に登ってはいけない」「壁に落書きしてはいけない」など、感情的に叱ったりくどくどと言い聞かせるのではなく、少し怖い顔と低い声で「ダメ!」と伝えてください。まず最初は「ダメなんだ」と理解させることが大事です。

*理由の説明は簡潔に

子どもが簡単な言葉を理解するようになったら、「ダメ」の後に短い理由を付けてあげてください。「危ないから」「怪我するから」「周りの人に迷惑だから」「行儀が悪いから」など、子どもが混乱しないように説明は短く簡潔にしてください。

*態度をころころ変えない

一度ダメだと言ったのに、「家ではいいか」「今日は疲れているから」など大人の都合で良い日があったりしてはいけません。一貫した態度がとても重要です。

*できたら心の底から褒める

言い聞かせ続けていると、いつの間にか注意する回数も減り、子どもが自発的に止める瞬間に遭遇することが出てきます。そんな時は思いっきり褒めてあげてください。抱きしめたり、頭をなでたり、言葉と態度の両方でうれしい気持ちを伝えてあげてください。これでお子様の「マナー力」はドンドン向上すること間違いなしです。

先生のお手紙(要約)

  • ダメなものはダメと伝える。
  • 理由の説明は簡潔にする。
  • 態度をころころ変えないこと。
  • できたら心の底から褒める。