幸せに生きるには…

「産めないのか」なんて女性議員へのセクハラ発言が一時話題になりました。
昔に比べて、社会で活躍される女性や、女性の活躍の場が増えてきた一方で、先のセクハラ発言までは行かないまでも、生きにくさを感じて、子育てと仕事のはざまで揺れているママも多いのではないでしょうか。私の歩んだ生き方が、少しでも皆様の参考になればと思います。

両親の死で生活が一変
感謝と幸せ!の言葉がけ

私は16歳の時に、相次いで両親を亡くしました。5月に母が白血病で、翌月には父が交通事故が原因で亡くなりました。幼いころから保育園か幼稚園の先生になることが夢でしたが、それからはお金もなく、交通遺児の奨学金をいただきながら必死に学びました。
もちろん友人たちの優雅な姿をうらやましくも恨めしく思ったこともありました。しかしその思い以上に有形無形に私を支えてくれた親戚、叔父・叔母、先生方や周囲の全てに現在も感謝の気持ちがこみ上げます。そのおかげで夢の先生になれ、今日があります。全てに「感謝、感謝、うれしい、楽しい、幸せ!」の自分自身への言葉がけは私の生き方の基礎となっています。

夜泣きに苦しんだ日々
子どもたちに感謝

結婚をして2人の子を授かりました。保育園に勤めながら、夫の両親、夫の弟、7人家族での同居生活は苦労も多くありました。大声で夜泣きする子どもの声は家族の安眠妨害になるので、子どもをおんぶしつつ、自分も泣きながら真夜中に外に出てあやしたこと、時には泣きやまないので辛くて苦しくて、このままこの子を、落としてしまおうかしらと思ったこともありました。今では立派に育ってくれた、子どもたちにも感謝です。

苦しくなったら笑顔
感謝とかわいい笑顔

「あなたは外の仕事ばかリで家の事をすることあるの?」と問われることもありますが、家事もしますし、おしゃれも楽しんでいます。それを実践できるのは夫の広い心と、夫の母が元気でいることが大きいです。
生きていれば、悲しいことも苦しいこともストレスが山積みの時もありますよね。そのたびに苦しくなったら笑顔、悲しくなったら笑顔…。生前、父が言った「女の子はかわいく笑っていなさい」を思い出します。周囲への感謝と笑顔を忘れないことに、幸せがあると信じています。
あなたの頑張りを、誰かがどこかで必ず見ています。応援しています。