【自己紹介】津幡町 “子育てたまり場”親子サロンの“さとぱんまん”こと村中智恵です

今回から、米川先生に代わって、おそれながらはっぴーママ石川版の
育児相談コーナーを担当します、津幡町 “子育てたまり場”親子サロンの“さとぱんまん”こと村中智恵です。
不束者ですがよろしくお願いします~(嫁に行くみたいや^^)まずは、自己紹介から♪

子育てママの
ニーズにあった支援を

 私は普通の専業主婦でした。子育て真っ最中のときは、毎日近所のママたちがわが家に集まり、話をしたり、子どもを遊ばせたりして夕食のころに帰っていく。時には、子どもが20~30人になることもあり、まるで保育園のようでした。
 毎日、いろいろなグループのママたちが来ていましたが、だいたい18時を過ぎても帰らない親子が1組残ります。結婚前、看護師をしていたので、「オムツかぶれを見てほしい」とか「子どもが火傷したんだけど…」とか、残っていく理由は様々でしたが、実は、真意は違うところにありました。どの親子も人の前では幸せそうに見えるのに蓋を開けてみると、「子どもを投げつけてしまった」、「子どもを愛せない」、「離婚を考えている」など、悩みを抱えていて、みんな大変なんだということに気づかされました。
 結局、家の夕食を食べて、お風呂に入って、あとは寝るだけにして帰らせるのですが、私が一番心配だったのは親が元気じゃない状態が続くと、“子どもの目が死んでいくこと”でした。
 そこで何か自分に出来ることはないかと考え、ママのニーズに合ったイベントなどを開催する子育て支援サークルを立ち上げました。その運営がきっかけで、津幡町社会福祉協議会初の親子サロンで育児相談員として勤めることになりました。

子どもが健やかに育つには
まず親(家族)を元気に

 親子サロンは、大人と一緒なら誰でも利用できる屋内遊技場です。年間1万人の利用者と年間6000件を超える相談があります。相談者の中には子どもを通して(子どもがいなくても)何かあると、最後には自分自身に矢を向けるような責め方をしてしまい、病気になってしまう方もおいでます。自己肯定感が低すぎて「たすけて」と言えないこの世界。鎧をたくさん着ないと人と話せないこの世界。
 だからこそ、親子サロンは「子どもが健やかに育つには、まず親(家族)を元気に」することを支援の原点として取り組んでいます。家族支援のためにはネットワークが重要です。「たすけて」が言えるためには何が必要かをその人その人に合わせて共に考え、つなげていきたいと思っています。
 完璧な親なんていないんです。どんなに偉い人でも!だからこそ一緒に考えていきませんか?これからよろしくお願いします。

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今回の回答者

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津幡町社会福祉協議会
子育てたまり場親子サロン親子支援センター長

村中 智恵さん

3男1女の母。元看護師。子育て中に多くのママから「家庭崩壊」も起こりうる悲痛な叫びを聞き、地域協働での母親支援に取り組むことに。石川県における子育て支援、母親支援の第一人者。