子育ての悩み”さとぱんまん”にまかせなさい!(vol.10)

2016年10月25日

1歳の女の子ママからの相談

「しつけの時期について」
最近、娘がテーブルに上ったり、スーパーで大声を出したり、親から見て行儀が悪いと思うことをするようになりました。
まだ言ってもわからないかな?とも思うのですが、何歳からちゃんとしたしつけを始めたらいいでしょう?

さとぱんまんからのアドバイス

子育ての結果が表れるのは思春期とも。
親が「これはまずい」と思ったときから、小さい子にも伝わるような方法でしつけを。

しつけ方は千差万別
小さい子にも伝わるように

 おお~!1歳の娘さん。活発になってきましたね~!!順調、順調~。
 そもそも「しつけ」って何でしょうか?言葉の意味を調べると「躾・または仕付けとは、人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など、慣習に合った立ち振る舞いができるように、訓練すること。概念的には伝統的な子どもへの褒め方や罰し方も含む」と書いてある。
 「しつけが行き届いていないんじゃないの!?」とか逆に「しつけが厳しすぎたから、はちきれたんじゃないの!?」とか周囲が親を責める常套句があるけれど、その根底にあるのは親心。子どもが大きくなって自立した時に困らないように、泣かないで生きていけるようにしつけていかなきゃ、教えていかなきゃと思ってしていること。
 ただその方法が千差万別だから親は苦労しているんだよね。数式みたいにこれをしたらこうなりますなんてないもの。だから親の不安は相当なもの。子育ての結果は思春期に表れてくるとも言われているから、大きくならないとわからないのに、周囲や親自身が現在の子育てを評価してしまいがち。「この子がわがままを言うのは自分がちゃんとしつけていなかったからなんだ」ってね。わがままは子どもの成長なのにね。
 さらに、そのしつけの方法が“将来、困らないように”、“泣かないで生きていけるように”することなら、小さいときからしないと思春期に間に合わなくなっちゃう?!てことは、その方法は小さい子どもでもわかるようでないとダメなんだよね。では、どうやって?

家族との日常生活がしつけ
助けてもらう姿も見せよう

 家庭は子どもから見ると小さな社会。ここから見えるのは家族の在り方。今、苦しい家族も大変な家族もそれはそれ。人生楽しいことばかりじゃないことを経験するのも“泣かないで生きていくミッション”には欠かせないアイテム。つまりは家族との体験、日常生活がしつけにつながるということ。
 ですから、何歳からではないんですよね。親が「これはまずいな」と思ったときから伝え始めるのが一番なんじゃないかと。
 そこで大事なのは、親が自分の感情で怒ってしまったり、しつけじゃなかったと思っても素直に子どもに謝れないとき。そんなときはあるもの。その経験を子どもと共に生かすことが出来たらいいですよね~。
 どんな親子も幸せに生きていくために、しつけがしつけでなくなったときは誰かに助けを求めていく、その姿を子どもに見せるのも一つのしつけなのかもしれないと私は考えます。

今回の回答者

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津幡町社会福祉協議会
子育てたまり場親子サロン親子支援センター長

村中 智恵さん

3男1女の母。元看護師。子育て中に多くのママから「家庭崩壊」も起こりうる悲痛な叫びを聞き、地域協働での母親支援に取り組むことに。石川県における子育て支援、母親支援の第一人者。