「引き7、押し3」の育児

2011年4月20日

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新年度に入りました。皆さんの中にも子どもの入園で新生活をスタートさせた方転勤などで生活リズムや環境に変化の あった方もいることでしょう。
乳幼児の子どもがいるママは特に大変ですね。
今号も育児のちょっとしたコツについてお話します。

人間は誰でも周囲にいる人や物を 「自分の思い通りに動かしたい」 という願望を本質的に持っています。特にわが子を育てるとき、この思いはいっそう強くなり、「○○しなきゃダメよ!」などと 「押し」 の言動を多く使ってしまいがちです。しかし子どもも成長に伴い、反抗・反発するようになってきます。そして、親の思いとは反対の方向に…というのもよくある話です。

 「押す」 というのは、子どもの考えや行為を親が頭から否定し、「そんなことは認めません。私の言う通りに動きなさい」 ということに他なりませんから、子ども側からすれば当然腹が立ちます。子どもが腹を立ててから、「この方がいいのよ!」といくら説明を尽くしても一切耳を貸そうとせず、怒りに任せて親の困るような行為を重ねてしまいます。

子どもの主体性を認め、良い方向に導くには、子ども自身が「楽しい・面白い・大好き」 という気持ちを持つことがとても大切です。その気持ちを持てるようにするためにも、子どもの大好きな人、つまり親から考えや行為を認めてもらうことが何よりも幸せなことなのです。

「うんうん、××がしたかったのね」というように、子どもの考えや行為をまず認めるというのは、先ほどの「押し型」に対して「引き型」と言い換えることができるでしょう。このように接することで、子どもには大きな喜びや満足感がわき、「次 はもっと喜んでくれることをしよう」と、親の求めを抵抗なく受け入れてくれるようになっていきます。