【5歳の男の子ママ】お箸の正しい持ち方を身に付けさせたい…
しつけ方に正解はない 子どもの“意欲”を大切に
しつけ方には「絶対コレです」という正解はなく、お箸のしつけ方についてもいろいろあるでしょう。ここでは、私が自分の中で納得していることをご紹介します。
数年前に、宝塚市で保育園を営む吉本和子先生(保育実践家として有名な方)の講座を受けました。この先生はとても丁寧な保育を実践されていて、食の指導に関しても細かい段階を踏んで保育にあたっています。
参加していた保育士の方が「3歳児クラスの子どもにお箸の指導をしたいと思っているのですが…」と言うと、吉本先生は、「うちの園では、しっかりフォーク・スプーンを使える自信がつくまで、お箸は持たせません。だから、うちの園の子は、お箸を持てる年長さんにとても憧れているのよ」と答えていました。
私は、この話が発達心理にもつながっているので妙に納得できました。
“自信”が“意欲”に
親が持ち方のお手本を
「お箸を持つ」という行為を身に付けさせるには、「お箸を持ちたい」という“意欲”を湧かせることがポイントです。この“意欲”は「持ちなさい!」とお尻を叩いて湧いてくるものではないですよね。「ボクってやるでしょ!」「わたし、できるでしょ」という“自信”を持っていることが前提になります。吉本先生の園では、「自分はちゃんと食べることができるよ」という“自信”をキチンとつけさせてから、「年長さんのようにお箸を持ちたい!」という“意欲”につなげています。
そこまでくると、かっこいいお箸の持ち方をしているモデルさんを見るだけで、マネしてすぐ学習することができるのでしょうね。
家庭ではここまで徹底しなくても、子ども本人が「お箸使いたい!」という意欲を持った時に持たせれば良いのではないでしょうか。
私の娘(4歳)も、ただ今お箸の練習中。あまり細かいことは言わず、大らかに見守っています。ただし、親がちゃんとしたお箸の持ち方・使い方をすることは意識しています。
子どもは見て、真似て、学ぶもの、いつ見られても良いように…。
先生のまとめ
お箸を強制的に持たせよう、しつけようではなく“意欲”を湧かせることがポイント。そのためにまずは、『上手にできる』という“自信”を持たせてあげることです。