【米川先生から】最終回に寄せて

私にとって子育ては、「人生修行」。決して楽しいことばかりではないけれど子どもとの経験が自分を磨いてくれているんだろうなと。この連載で、自分の子育てに対する考えを確認することができました。

言葉にすることの大切さを
原稿を書くことで実感

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子育てワークショップで話す米川先生

最初このお話をいただいた時は、自分の文章を世の中に発信するという経験がなかったものですから、その怖さの方を強く考えていました。「これは私の個人的な考えだけどいいのかなぁ?」と思っていましたし、最初の文章を読み返すと、恐る恐るで緊張気味な感じがします。
初めは数回で終わると思っていたのが、思いがけず長く続きました~。続ける中で感謝することが2点。
1点目は、自分の子育てに対する考えの確認ができました。自分のモヤモヤしている考えが、書くことによって「そうそう、そういうこと!」とハッキリさせることができました。言葉にするって大事ですね。締め切りに迫られるたびにプレッシャーでしたが、おかげ様で私の中の財産として残すことができました。
2点目は、県内にお知り合いが増えたこと。県内各地の子育て支援施設からお声掛けいただきます。ここ数年講演会で「はっぴー
ママ読んでます」と言われることが増えました。「この人だれ?」と怪しまれずに済むのは「はっぴーママ」のおかげでしょう。

皆さんからの質問に共感
私も子育てに悶々とする親

この7年の間に、下の子の妊娠・出産もありました。
私自身、思い通りにはいかない子育てに悶々としている一親ですので、ご質問に「そうだよねぇ~」「わかる、わかる~」の思いで書いてきました。
個人的な思いを暴露しますと、私は子育てというものを「たのしい~!」というよりは、「人生修行」だと感じています。そりゃ、「子どもがいてくれて幸せだなぁ、愛しいなぁ」とは思いますよ。でも、子育てがなければ、ここまでイライラすることや、思い通りにいかないこと、他人のためにここまで合わせたり我慢したりすることもなかっただろうなぁ、とも思うのです。これらの思いをいかにやり過ごすかの修行をしているんじゃないか―と。そしてまた、この体験が自分を磨いてくれるんだろうなとも思います。子どもがいてくれることで、見えてくるもの、新しい体験がいっぱいできますものね。それは楽しいことばかりではないのだけれども、人生のスパイスとしては大事なものなんだろうな―なんて、最終回でまた、自分の子育て論を確認できちゃいました。ホント、「はっぴーママ」には感謝感謝です。
そして、読んでくださった皆様、どうもありがとうございました。