娘のお友達に、発達障害(多動)のお子さんがいます。娘はその子が大好きなのですが、私自身どのようにその子やそのお母さんと接していいのか分かりません。

2010年6月16日

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心にある「壁」が障害になっていませんか?

新しい年度になりました! 子どもの入園や進級で新たな出会いの多い季節です。わが子のお友達関係も気になりますが、ママやパパ自身の人間関係も広がりますね。ご相談者のママも相手との付き合い方に迷っていらっしゃいます。今号は「障害」という言葉をキーワードに取り上げます。

以前、私が研修を受けたとき、障害児教育を専門にしておられた講師のお話をご紹介します。「“障害”とは、障害者自身が持つハンディキャップのことを指す場合もあるけれど、人と人、人と物との間における状況が障害になる場合もあるだろう」という内容です。例えば、「知的障害児のA男くんにB教師が足し算を教えたけれど、A男くんは理解できなかった。もしB教師が『A男くんは知的に障害があるから理解できないのだ』ととらえるとしたら、A男くんに合った足し算の教え方を見いだせないB教師の方に、A男くんへの障害(=壁)があるのではないか」ということ。障害のある人と接するときに、自分自身の中にその人への障害(壁のようなもの)がないか自問自答することの重要性を教えていただきました。

見方を変えることで関係もスムーズになる

ご相談者の方の娘さんは発達障害のお友達に対して“障害”がないので、関係がスムーズなのですね。ママは娘さんにそのお友達のいいところを教えてもらいましょう。娘さんのその子への接し方をよく見て、そこから学べばいいのです。見方が変われば別のものが見えてきます。“発達障害の○○ちゃん”ではなく“娘と仲良しの○○ちゃん”と思えるようになれば、ママの中にある“障害”も障害でなくなります。

先生のまとめ

相手との間に自分自身が障害(=壁)を作っていないだろうか?
これは障害者に対してだけのことではなく、他者との関わり全般にいえることですよね。
特に子育て中はこの自問自答に迫られる機会が多くなるかもしれません。
そうして人として深まっていくのでしょうね。

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