親として、女性として、人との繋がりの大切さ

2010年7月23日

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甘えと自立は表裏一体。自立ばかりを求めると、子どもの甘えはひどくなる

本誌「ママのミカタ こどものミカタ」を連載中の米川祥子先生による子育てワークショップ(本誌主催、いしかわ子育て支援財団後援)が6月8日、白山市内で開かれました。

子育てママ38人が参加。グループになって会話も弾む

会場となった「親子よろこびの広場あさがお」には、子育て中のママ38人が参加。子ども連れのママさんも多く、和やかな雰囲気でワークショップは進みました。

参加者は最初に2人1組、次に4人1組になってジャンケンに似たゲームで親ぼくを図りました。続いて、先生が持参したプロフィール用紙に「私の楽しみ」「子育てで思うこと」など6つの項目を記入後、他のママさんと用紙を交換して会話を弾ませました。

ころ合いを見計らって、米川先生が各グループから「子育てに関しての悩み」「日ごろ感じている問題点」などをヒアリング。「祖父母がおやつを与え過ぎて困っている」「4歳の子どもがウソをつくようになって戸惑っている」といった悩みが報告されました。

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ゲームなどを取り入れて楽しく過ごしました

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自身の体験も交えながら話す米川先生

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ジャンケンに似た「アドジャン」でコミュニケーションを図る参加者。初対面でもすぐに打ち解けました

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自分のことを書き記したプロフィール用紙を交換し、互いの理解を深めました

日ごろの悩みに先生が助言「前向きな気持ちになれた」

米川先生は一つ一つの問題について、カウンセラーの視点から助言。「発達の段階で子どもがウソをつくようになるのはいたって正常。ついていいウソと、ついてはいけないウソがあることを教えるのが大人の役目」などと、解決のための具体的なヒントを教えてくれました。

また、米川先生は心理学者エリクソンの「発達段階論」についても紹介。例えば乳児期(誕生〜1歳半)であれば「基本的信頼感を持つ」という課題をクリアすることで、スムーズに次の段階に発達していく―というように、段階ごとの年齢に応じた課題解決が大切だと説きました。参加したママからは、「他のママとお話しできて、気分が楽になった」「前向きな気持ちになることができた」などの感想が寄せられました。

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参加者は真剣な表情で米川先生の話に耳を傾けていました

米川先生のお話から【ポイントとまとめ】

「子どもがウソをつく」「子どもが攻撃 的になった」というのは、どちらもよくあることで基本的には心配しなくても大丈夫です。ただ、それがずっと続く場合は、子どもからの何らかのサインである可能性があります。その行動の背後にある子どもの欲求不満が何なのかをくみ取り、考えてあげることが大切です。

ここで皆さんに知ってほしいのが、「甘え」と「自立」の関係です。親としては早く自立してほしいと願って「×歳になったんだから、それくらい自分でやりなさい」と先走りがち。けど、甘えと自立というのは表裏一体になっていて、自立的な行動ばかり強いられていると、必ず甘えたくなってきます。これは大人も一緒。「会社で怒られてばかりの一日だったから、帰りにスナックのママのところで愚痴ってこよう」というのも、「いつもは家事をしているけど、気分がのらないから今日はパパにお願いしよう」というのも同じことなんですね。甘えを満たしてこそ、自立が芽生えてきます。

大人がゆとりを持ちイライラを流さない

「ストレスの法則」というのがあって、ストレスは意識せずにいると強者から弱者へと流れていきます。だから、子どもにストレスを流さないように、親がゆとりを持つことも大切です。その一つの方法が「集う」「つながる」こと。今日はどうでしたか?見知らぬ人と知り合いになれたことで少し元気が出てきたのでは? 親がゆとりを持って、心穏やかに子どもと接していきましょう。

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