娘が最近うそをつくようになりました。 手を洗っていないのに『洗った』と言ったり、 お菓子を食べちゃったのに『食べていない』 と言ったりするような些細なうそなのですが、 この先どんどんエスカレートしていくのでは ないかと心配です。

2010年8月26日

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自分を守るためのうそ激しい叱責はNG

「うそをついてはいけません」。小さいころ、ほとんどの方が言われた経験があるでしょう。私の中にも「うそをつくのはいけないこと」という観念がしみ込んでいます。しかし、実際私たちは、まったくうそをつかずに生活しているでしょうか? 「うそも方便」という言葉があるように、大なり小なりうそをつきながら生活しているのが現実です。今回はうその質について考えてみましょう。

自我が芽生えてきて自己主張が激しくなる2歳ごろから、幼児はうそをつくようになります。「ぼくがやるの!」「これは自分のなの!」という自己主張は、大人からすればわがままに思えて、どうしても叱責が多くなります。そうすると、子どもは「叱られたくない」「見捨てられたくない」という思いが強まり、自分を守るためにうそをついてしまいます。しかし、この時期のうそは、その場の自分を守るためのもので、他人をだまそうというものではありません。この時期のうそを激しく問い詰めたり叱責したりすると、子どもは自分を守るためにますますうそを重ねます。子どもを追い詰めてしまうと、うそを複雑化させてしまう可能性があるのです。

なぜ、うそをつくのか?背景にある気持ちの理解を

幼児期のうそに対しては、「なぜ、うそをつかなくてはいけないのか?」と、行動の背景にある気持ちに気づいてあげることが大切です。それが理解できたら、「○○したかったの? 正直に○○したかったって言えばいいんだよ」と教えてあげればいいでしょう。また、かわいいうそには、「おお~、うそをつけるくらい知恵がついたのね」と受け取り、かけあいを楽しむくらいの余裕をもってもいいかもしれません。

先生のまとめ


あまりにもうそばかりつく場合は、『うそをつかないと真の自分を認めてもらえない』と思い込んでいる子どもの“心のSOSのサイン”かもしれません。『うそをつかなくても、正直なあなたのままでいいんだよ』とゆったりと教えてあげることが真のしつけといえます

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