3歳の男の子のママから「保育所に入所してから、『イヤ~!!』『それダメ~!』 などと寝言を言いながら夜泣きをするようになりました。昼間も私と一緒でないと行動できないことが多く、『大きな音が怖い』 など不安げな様子が気になります」

2012年4月25日

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大人の心配が伝わると
子どもの不安は増すことに

この春、お子さんが保育園や幼稚園に入園されたという保護者の方も多いのではないでしょうか。初めての体験は親子共ども緊張しますよね。慣れるまでの時間は個人差がありますが、少なくとも1カ月くらいは落ち着かない日々が続くかもしれませんね。

さて、ご質問のお子さんについてですが、生まれつきの性格もあるでしょうし、心配症の人に囲まれた環境で育っていると、子どもも心配症になることがあります。原因はわかりませんが、実際にこのお子さんは"不安"を抱えている状態にあるようです。

さて、この"不安"についてですが、原因ははっきりしないのだけど何となく…というものを"不安"といいます。ですから、お子さんに 「何が不安なの?」 と尋ねても、本人自身がわかっていません。さらに、「どうしたんだろう…」 と大人がオロオロして心配していると、その思いが子どもに伝わってしまい、子どもも何となく不安を増していくことになります。

夜泣きは日中の不安の現れ
子どもが安心できる環境を

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大人ができるこの子への援助は、"安心させてあげること"です。日中遊んでいるときも子どもから 「ママと一緒に」 と言われたら、その要求にはできるだけ応えてあげればいいと思います。一緒にいるお母さん自身がゆったり安心感を抱いていることがポイントです。「いいよ、いいよ。納得するまでくっついていなさいね~」「初めての集団生活で疲れているのね。イライラしてもしかたないよね~。ま、家で発散させなさ~い」 とド~ンと大人が構えると、子どもは安心してストレスを発散できます。そうして、子どもが心から安心・納得・満足すると、何となくの不安は消えていくでしょう。

夜泣きは、日中の不安を発散させる作用があります。夢で発散させることによって、昼間とのバランスを保つのです。日中起きているときに安心し、不安がなくなると夜泣きもしなくなるでしょう。

先生のまとめ


初めての入園は親も子も緊張します。
大人はゆったりした気持ちで受け止め子どもが安心してストレスを発散できる環境を作ってあげるといいでしょう。

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