息子が会話の合間にヒックと過剰な息継ぎをします。チック症のようですが、大丈夫でしょうか?

横井先生の回答
まずは他の病気でないことの確認が大事。
無理に止めさせようとせず、子どもをほめてあげるようにしましょう。

睡眠時の症状に注意して。他の病気でないか確認

チックは過度の緊張やストレスで発症することがあります。発表会の前などにもよく見られます。またチックを発症する割合は、男の子が女の子の3倍ともいわれています。症状はまばたき、咳払い、肩すくめなどですが、チックの診断をする前に、他の器質的な疾患による症状でないことを確認することが重要です。一つの判断として、チックは睡眠時には見られませんので、もし睡眠時にも同様の症状が出ている場合は、きちんと検査をすることが必要です。

症状は無視して大丈夫。子どもをほめてあげよう

心理的な原因によるチックは、子どものストレスのはけ口となっていますので、その症状に対して責めたり、咎めたりすると悪化することがあります。チックは子どもの深い心理では「私(ボク)を見て」のサインでもあります。症状は無視して、良いことをした時には「頑張ったね」「ありがとう」などと、ほめてあげるのが良いです。子どもの意欲や思いやりを認めるように心がけ、ちょっとした良いところを見つけて声掛けし、子どもの自己肯定感を高めてあげましょう。
なお症状が軽快するのには数カ月かかりますし、症状の形が変わって再発することもよく見られます。発声を伴うチックは治りにくいことが多く、薬剤の服用が必要になることもあります。心配な場合はかかりつけの小児科医に受診しましょう。

横井小児科内科医院 横井先生

横井 透 先生

横井小児科内科医院

金沢大学医学部卒業、免疫学、遺伝学、神経学を中心に研究、診療を行い金沢大学小児科、3年間の米国留学などを経て、1994年から横井小児科内科医院勤務、1999年から現職。