7カ月の男の子です。夜泣きが始まりました。何か対策があれば教えてください

丸岡先生の回答
夜泣きは睡眠リズムの崩れが原因。
早寝早起きを心がけ、日中は十分に遊ばせてあげると改善してくるでしょう。

「夜泣き」 はレム睡眠時
朝、覚えているのが特徴

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夜泣きは途中で目覚めてしまったことに対する一時的なパニック状態です。

睡眠はレム睡眠 (体は睡眠、脳は覚醒) とノンレム睡眠 (体も脳も睡眠) に分けられます。ノンレム睡眠は環境や日中の活動に左右され、生後発達していきます。また脳の松果体 (しょうかたい) と呼ばれる部分から分泌されている睡眠ホルモンのメラトニンは網膜が受ける光の量で分泌量が決まります。明るい昼間はほとんど分泌されず、夕方以降暗くなると分泌量が増えてきます。メラトニンの分泌量は、一生涯のうち幼児期 (3~5歳) がピークで、以後減っていきます。「寝る子は育つ」と言いますが、眠りに落ちてからの3時間程度の間に集中的に分泌される成長ホルモンは、細胞を再生・修復する新陳代謝作用があります。

「夜泣き」 はレム睡眠の異常が原因で、本来眠る時間に目覚めたために起こり、本人は翌日覚えていることが多いです。

予防・特効薬は早寝早起き
規則正しい睡眠リズムを

大人の都合で夜型の生活環境にさらされた子どもたちは、睡眠リズムに非常に大きな悪影響を受けると考えられます。従って 「早寝早起き」 が夜泣きの予防と特効薬になります。安定した深い眠りのためには、朝日を浴び、昼間いかに活動するかが大切で、メラトニン分泌量もそれに左右されます。寝つきの良さで判断してください。

夜泣きでお子さんが睡眠不足になることはなく、睡眠リズムができてくると自然に消失することが多いです。

病気では、中耳炎の痛みで夜泣くことがあり、鼻風邪でも受診が必要な場合もあります。