ヘルパンギーナについて教えてください。また、夏の体調管理について注意することはありますか?

2013年8月20日

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山上先生の回答
予防接種などは特にありませんが、慌てないためにも名前を知っておくと良いでしょう。そして規則正しい生活を心がけましょう。

原因はウイルス感染
発熱と喉の水疱が特徴

ヘルパンギーナとは、ウイルスによる急な発熱と喉の水疱性発疹を特徴とした、いわゆる夏風邪の代表的な疾患です。エンテロウイルス(コクサッキーA群・B群など)というウイルスが原因で、夏期(6月~7月にかけてがピーク)に流行する傾向にあり、最もかかりやすい年齢は4歳以下です。高熱を伴う場合が多いのですが、3日間ほどで熱が下がるケースがほとんどです。あまり心配する必要はありませんが、ごくまれに髄膜炎などの合併症を発症する場合があるので、高熱が続くときは早めに受診するよう注意しましょう。
また喉に水疱(ブツブツ)ができ、それがつぶれると唾液を飲み込むだけでも痛がることがあるため、食欲の減退や水分・栄養補給には注意し、状況に応じて柔らかい食べ物を与えるなど考慮してあげましょう。

規則正しい生活を心がけ、
冷房は上手に活用を

夏期の体調管理については、まず涼しい衣服や環境に気をつけ、外出する際は熱中症や日焼けにも十分に注意しましょう。特に赤ちゃんの場合は、日焼けを通り越し火傷になる場合があるので、この時期の日光浴は不要と言っても過言ではありません。また、室内での冷えすぎは禁物です。深夜や明け方は気温が下がるため、冷房は就寝前には必ずタイマー設定をするなど、細かな調整をしてください。そして、規則正しい生活リズムを維持することも大切です。早寝・早起きをし、きちんと朝食を摂ることも心がけ、元気に夏を乗りきれるようにしましょう。

山上 正彦 先生

山上 正彦 先生

山上小児科クリニック 院長

金沢大学医学部卒業後、金沢大学小児科を経て1997年より現職。日本小児科学会小児科専門医。