20~30代の女性に増えているという、子宮頸がんはどういう病気ですか?

2013年10月31日

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井浦先生の回答
初期段階では、充分に治療が可能な病気です。年に一度、正常を確認するつもりで検診を受けてくださいね。

性交経験がある女性なら
誰でもなる可能性が

性行為感染によってもたらされるHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因と言われています。HPVの型は80種類以上あり、そのうち、頸がんを発生させるハイリスクな型を男性が持っていたとしても、男性自身への影響はほとんどないため、知らずに女性を感染させてしまうケースが多いんです。ウイルスに感染していても全ての人ががんになるとは限りません。ただ、感染してから発症するまでの潜伏期間は数年~10年と長いのが特徴です。このため初期では自覚症状がなく、異常に気づいたときには既にがんが進行している危険性があります。

妊娠・出産している女性でも
今後発症することも

結婚してからのセックスの相手はご主人に限られると思いますが、これまでに交際してきた人を介して感染している場合もあります。さきほど言ったように、潜伏期間が長いこともあるので、定期的な検診はとても重要になってきます。

年に一度の検診を

検査方法は、子宮の頸部の細胞を綿棒やブラシで擦り取って顕微鏡で見る「細胞診」が通常です。検診時間は2、3分で終わります。各自治体によって、検査費用は異なりますが、金沢市では2年に一度の“すこやか検診”で、¥1100で受けられるのでぜひ機会を利用してください。

井浦 俊彦 先生

井浦 俊彦 先生

浅ノ川総合病院 医師

金沢医科大学産婦人科助教授を経て、2007年より浅ノ川総合病院産婦人科部長、産科センター長。専門は産科婦人科一般、出生前診断、漢方医学。