水痘の予防接種の制度が変わりました。変更点や注意点について教えてください。

2015年1月30日

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斉藤先生の回答
水痘ワクチンは定期予防接種化で無料に。
特例措置で3~4歳児も1回接種可能です。

水痘ワクチンは
定期予防接種に

水痘はウイルスにより引き起こされる病気で、感染すると身体に水疱ができ、軽度の発熱を伴います。重症化することは稀ですが、患者が免疫不全の場合、死に至ることもあります。また、一度水痘にかかると、ウイルスが体内に残留するため、免疫が低下した際、帯状疱疹を発症することがあります。
従来、水痘の予防接種は任意でしたが、定期予防接種となり、無料で受けられるようになりました。対象は1~2歳児(3歳の誕生日の前日まで)で、3か月以上の間隔を空けて2回接種します。今回の改正では特例として、3~4歳児(5歳の誕生日の前日まで)も1回接種できます(平成27年3月31日まで)。
ただし、すでに任意で水痘ワクチンを接種した場合は、定期接種を受けたものとみなし、残りの分にのみ接種券を使用できます。また、水痘にかかったことのあるお子さんは定期予防接種の対象になりません。

接種当日は、母子手帳と
接種券、予診表を忘れずに。

接種は、母子手帳と予防接種券と予診表を持参し、市町村が指定する予防接種協力医療機関で受けてください。その他の機関で受ける場合は、費用は自己負担になります。
接種当日には、子どもの様子に普段と変わったところがないか、発熱がないか(37度5分が目安)を確認してください。接種後は、部位を清潔に保ち、激しい運動は避けてください。他の予防接種との兼ね合いについては、国立感染症研究所などで公開されている一覧を参考に、スケジュール管理するようにしましょう。

斉藤 建二 先生

斉藤 建二 先生

斉藤小児科医院 院長

金沢大学医学部、金沢大学医学部大学院卒業、公立松任石川中央病院小児科医長を経て1974年より現職。医学博士、小児科専門医、白山市医師会顧問。