6歳になってもおねしょが治りません。 大丈夫でしょうか

2016年9月30日

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田丸先生の回答
あせらず、起こさず、決して怒らないように心がけながら、
まずは生活習慣の見直しで様子をみましょう。

夜尿症には3つのタイプがある

幼児期までの夜間のおもらしは「おねしょ」と呼び、5~6歳(小学校入学前後)を過ぎても月に数回以上続く場合は「夜尿症」と診断され、治療が必要な場合があります。夜尿症で悩んでいるお子さんは意外に多く、5歳で20%、10歳でも5%と言われています。
夜尿は、睡眠中につくられる尿の量と膀胱の大きさとのバランスが悪いことに起因することが多く、「多尿型」、「膀胱型」、「混合型」の3タイプに分類されますが、お子さんがどのタイプに当たるかを知ることが大切です。
就学後になっても夜尿が頻繁な場合、一度、医療機関で相談されることをお勧めします。特に、小学校3~4年生で毎日夜尿がある、日中もおもらしがある場合は、早く受診したほうが良いでしょう。
治療は、まず生活習慣の見直し、①夜中に起こさない②夕方からの水分は少なめにする③規則正しい生活リズムの確立④冬場の寒さ対策などをおこない様子を見ます。

生活習慣を見直しても夜尿が頻繁なら薬物療法も

生活習慣の改善で効果がなければ、薬物療法やセンサーで夜尿の水分を探知するアラーム療法も有効です。
夜尿が続くことで、お子さんは自信を喪失し、劣等感を持ちやすくなります。周囲の御家族の気遣いがとても大切です。前の年に比べてどのくらい回数が減ったかを観察しながら、「怒らず」、「あせらず」、「起こさず」の3原則を念頭に、あたたかく見守ってあげてください。

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田丸 陽一 先生

医療法人社団 田丸小児科医院

金沢医科大学を卒業。金沢大学医学部小児科学教室や石川、福井両県の公立病院、金沢医療センター小児科などを経て、2005年から現職。