春になると特に、子どもの肌がカサカサになり かゆがります。対処方法を教えてください

2016年9月30日

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深澤先生の回答
湿度が低く、紫外線量やアレルギー原因物質(花粉、黄砂)が増える春は
保清・保湿・紫外線防御で子どもの肌を守って

肌への刺激が増える春と刺激に弱い子どもの肌

春は冬と同じくらい湿度が低く、気温は上がるので、肌は乾燥しやすくなります。そして、3~5月は紫外線が日に日に強まります。紫外線は肌のバリア機能を弱め、肌を乾燥させる原因です。また、花粉や黄砂なども多く飛散するこの時期は、乾燥しバリア機能が弱まった肌に花粉などが刺激を与えることで、肌荒れを起こしやすくなります。
一方、子どもの皮膚の厚さは大人の約半分、紫外線から肌を守る力も大人に比べ弱く、とてもデリケート。また生後3カ月ころから小学校高学年ころまでは皮脂分泌量が少なく、水分保持能力も未熟なため、皮膚は常に乾燥しています。加えて汗腺の数は大人と変わらないため、子どもはとても汗っかきで汚れやすいのです。子どもの肌は、乾燥していて刺激に弱く汚れやすいため、特に対策が必要になります。

優しく汚れを落とし刺激に触れさせないように

対策としては①汚れを落とす、②乾燥させない、③紫外線から肌を守ることが大切です。汚れは泡立てた石鹸の泡で、乾燥肌が悪化しないよう手で洗いましょう。
お風呂上りの肌がしっとりしている間に保湿剤を使って乾燥させないことがポイントです。体が温まるとかゆみが増すため、ぬるめのお風呂がいいでしょう。
外出時は、紫外線や花粉などの刺激に触れないよう帽子、長袖、長ズボンで肌を被い、子ども用の日焼け止めは、紫外線対策として一年を通して使用していただくことをお勧めします。

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深澤 奈都子 先生

医療法人社団 健巧会 江守クリニック

藤田保健衛生大学医学部卒業。国立病院機構 東京医療センター皮膚科勤務を経て2014年より江守クリニック皮膚科担当。