夏になると流行するプール熱はどんな病気ですか? また、予防する方法を教えてください。

2016年10月25日

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村田先生の回答
プール熱はアデノウイルスがプールの水や空気を介したり手指の接触で喉に感染することが原因。
しっかりシャワーを浴びて眼洗いやうがいで予防を

プール以外での飛沫感染や接触感染も

「プール熱」は、咽頭結膜熱とも呼ばれます。
原因は、アデノウイルスというウイルスの感染症で、夏場に多くみられます。アデノウイルスには、51種類の型がありますが、プール熱の原因となるのは、3型が多いとされています。
プールの水や共用したタオルを介して感染することもあるので、プール熱と呼ばれるのですが、それ以外にも、空気を介しての飛沫感染や手指を介しての接触感染もみられます。感染力が強く、口、鼻、のど、目の結膜などから体に侵入します。
近年、喉をぬぐった綿棒を用い、10分くらいで判定できる迅速検査があるので、診断によく使われています。

予防にはシャワー、眼洗い、うがい、手洗いを

主な症状は、文字通り、喉の炎症による痛みや結膜炎による目やに、そして発熱などです。アデノウイルスをやっつける実用化されたお薬はないので、治療はもっぱら対症療法になります。
発熱は、長いと一週間くらい続くことも時にはみられますが、比較的元気なことが多いものです。
予防となりますと、プールに入った後シャワーを浴びて眼を洗ったりうがいをすること、タオルは共用しないこと、流行時には、感染者との接触をできるだけ避け、うがいや手洗いを心がけることなどになりますね。

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村田 明聰 先生

村田キッズクリニック

自治医科大学卒業。金沢大学小児科に入局後、石川県立中央病院にて研修。公立能登総合病院、石川県済生会金沢病院、杉浦クリニック小児科を経て開業。