乳幼児の姿勢について 注意したら良いことは何でしょうか

西村先生の回答
長く同じ姿勢でいると体に負担をかけます。
子どもの姿勢が気になったら声かけをして、いろんな姿勢を経験させてあげましょう

同じ姿勢ばかりでなく色々な姿勢をさせてあげる

例えば、幼児期は座る時には自然と割座(ぺたん座り、鳶座り)をしていることが多く、長く同じ姿勢でいると、股関節に影響することがあります。だからと言って、あぐらは猫背姿勢になりやすいので、どの姿勢が良い悪いではなく、いつも一定の姿勢をとり続けずに、色々な姿勢をとることが良いでしょう。子どもは、遊びやすい安定した座り方をするので、同じ姿勢でいても、決して叱らずに、他の姿勢になるように促してあげましょう。
また、正座をしたからといってX脚やO脚が強くなることはありません。乳幼児期は成長に応じてO脚からX脚へと変化し、だんだんまっすぐになっていくのが正常な発育です。ある時期だけで判断はできません。ただし、変形が極端に強い場合は治療が必要になることがありますので、気になるときは整形外科への受診をおすすめします。
背骨が曲がる「脊柱側わん症」は心肺機能にも関わることがあります。ただ、乳幼児期に診断されることは稀ですが、子どもをまっすぐ立たせて、後ろから見た時に肩の高さやウエストラインが左右対称になっているかチェックし、非対称だと感じた時は受診をおすすめします。

遊びや運動で筋力をつけることも大切

子どもは叱られたり強く指示されると萎縮してしまい、逆効果になってしまうこともあります。姿勢が気になった時は楽しく運動をさせてあげると良いでしょう。また、泳ぐことは体を左右対称に動かし、筋力もつくためプールに行くこともおすすめです。

西村 一志 先生

特定医療法人社団勝木会 やわたメディカルセンター

東京慈恵会医科大学卒業後、金沢大学整形外科、石川整肢学園などを経て2004年から現職。日本整形外科学会専門医。日本リハビリテーション医学会専門医。