溶連菌感染症ってどんな病気ですか? 入園を控えた子どもがいるので気になります

2017年2月23日

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武田先生の回答
風邪と見分けがつきにくいので、疑わしいときは受診して。
手洗いと規則正しい生活で予防を

年少から思春期の子どもがかかりやすい感染症

溶連菌感染症は正式には、「A群β溶血性連鎖球菌感染症」といいます。
年少から思春期の子どもがかかりやすく、飛沫感染で、唾液や咳、くしゃみなどからうつります。
潜伏期間は2~4日。強いのどの痛みと発熱、だるさが特徴的で、診察すると、舌の表面にブツブツができて赤く見える「イチゴ舌」、咽頭の全体的な発赤、首のリンパ節に圧通を伴う腫れがあります。幼児では体にかゆみを伴った細かい発疹が現れることもあります。
治療には抗生物質が処方され、服用すると24時間後には症状が改善します。症状が改善すれば、その翌日には登園・登校が可能です。

処方された抗生物質は飲みきって完治させましょう

抗生物質は10日~2週間分処方されます。必ず飲みきりましょう。
一度かかると免疫はつくとされていますが、免疫のつきにくい体質の人がいたり、中途半端な治療で喉に菌が残ったり、溶連菌にもいろいろな型があるので、何度もかかる子もいます。
さらに、腎炎や紫斑病などの合併症を引き起こすこともあるので、感染後1カ月くらいは、特にむくみや発疹、尿の色に注意し、気になるときは受診しましょう。
一般的な風邪と同様、日頃から、手洗い、十分な睡眠、栄養ある食事、歯磨き、体力をつけることが予防につながります。

武田 万里子 先生

医療法人社団 北斗 松田小児科医院

金沢医科大学卒業。湘南鎌倉総合病院にて初期研修後、金沢医科大学病院小児科、恵寿総合病院、スマイルこどもクリニック松本院を経て2009年より現職。二児の母。