「3D」「4D」といわれる超音波検査について教えてください

2011年4月20日

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濱崎先生の回答
3Dエコーは医療の世界ですでに十数年前に実用化されていました。さらに進んだ4Dは赤ちゃんの動きがよりリアルに感じられます

縦方向の2Dから進化 「横方向」の3D断面像

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左上のモノクロ写真は従来の2D。3D/4Dでは赤ちゃんの
生き生きとした表情を捉えられます(当院で撮影)。

妊婦健診で、「3D」や「4D」と呼ばれる超音波検査を受けられた方は多いと思います。いま3Dテレビがブームのようです が、「3Dエコー」 なるものは、すでに十数年前に実用化されていました。

同じ3Dでも、テレビとエコーでは表現方法、意味合いはかなり異なります。3Dの超音波写真では、赤ちゃんの様子が立 体的には見えるものの、3Dテレビのように浮き上がって見えるわけではありません。

これまでの一般的な2D(Bモード) エコーでは、縦方向での断面像を見ていました。3Dではこれを連続させて、その表 面が立体的に見えるように 「横方向」 を画像にしているのです。画像そのものは平面の2次元でしかありません。

赤ちゃんの動きがリアルに伝わる4Dも

立体的にものが見えるためには、距離に応じて近くと遠くの光の角度が左右の目で異なっていなければなりません。それを脳が捉えて遠近感を認識します。ですから、片目では感覚的な遠近感はわかっても、立体視ができないのです。

ところが、超音波での3D写真では、両目でも片目でも 「立体的」 な様子は変わりません。いわば、立体的に描かれた平面 画像ともいえます。

さらに、もう一歩進んだ「4D」というのは、3D画像のパラパラ漫画のようなものです。映画のコマと同じで毎秒のフレ ーム数が多いほど、赤ちゃんの動きがリアルなものになってくるのです。