夫の帰りも遅い中、上の子が赤ちゃん返り・・・
ママ自身の気持ちのリフレッシュを第一に周囲のサポートや子育て支援サービスを上手に利用して。応援しています
かまってほしいお兄ちゃんの気持ちを受け止めて
毎日のお子さんのお世話や家事、大変ですよね。平日はお一人で頑張られているんですね。お疲れ様です。下のお子さんを妊娠された時から徐々にお兄ちゃんの赤ちゃん返りは出ていたと思いますが、下のお子さんが生まれてから本格的になったのですね。「僕が保育園に行っている間、下の子はママを独占しているんだ~。帰ってきたら僕を見てかまってかまって・・・」状態なのでしょうね。ママも大変だとは思いますが、お兄ちゃんが発信している気持ちを受け入れてあげることが解決の早道なのではないかと思います。
下のお子さんが寝ている間に家事をこなしたいと思われているかもしれませんが、赤ちゃん返りをしたお兄ちゃんを赤ちゃんのように抱っこしてあげたり、ご飯を食べさせてあげたり、お漏らしの時は紙おむつをしてあげたりと下の子と同じようにお世話してあげたらいかがでしょうか。3歳のお兄ちゃんなんだから・・・、今までできていたんだから・・・というママの気持ちも十分わかりますが、お兄ちゃんの思いが満たされるまで赤ちゃん返りは続く気がします。
子育て支援サービスなどを上手に利用して息抜きを
パパのお休みの日こそは、お子さんの相手をしてもらいたいと思いますよね。でもお兄ちゃんの気持ちがママに向いている時は、パパでは気持ちが満たされないような気がします。下のお子さんをパパに預けてお兄ちゃんと2時間くらい「おでかけデート」をしてみてはどうでしょうか。ママを独占できたことで満足できるのではないかと思います。満足できたら遊び相手をパパにバトンタッチしても大丈夫だと思います。
今一番大切なのは、ママの気分をリフレッシュすることかもしれませんね。訪問型家庭支援のホームスタートを利用してみてはいかがでしょうか?お兄ちゃんが帰る時間に先輩ママのビジターさんに訪問していただいて、愚痴を聞いてもらったり、下のお子さんを見ていただいている間にママとお兄ちゃんの時間を持つこともできます。子育てや家事のコツ、手抜きの方法なども教えてもらえますよ。
その他にも子育て広場へ出かけたり、ファミサポの一時預かりを利用したりしてみるのも良いと思います。子育てはママ一人で担うものではないと私は思っています。パパはもちろん、周囲の方々、子育て支援サービスなどを上手に利用されて、たくさんの方々の手も借りながら子育てをしていってください。みんなで応援しています。
河原 廣子さん
NPO法人かもママの理事長。親子つどいの広場や託児、産後家庭支援ヘルパー派遣、訪問型家庭支援ホームスタートなど子育て支援事業を加賀市を拠点に実施している。