私の子育て支援 vol.8(p33)

2016年6月30日

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ママたちが助け合える場を作りたい


毎月恒例のイベント「わいわいお茶会」。ゲームや触れ合い遊びをした後は、みんなでわいわい“お茶タイム”。
親子で楽しく、リラックスした時間を過ごします。

子ども用品の販売経験から
親子サロンのスタッフに

 津幡町の「子育てたまり場親子サロン」で育児相談員を務める広村さん。サロンを訪れるママたちの相談に乗り、電話相談にも対応するほか、イベントの企画や運営にも力を注いでいます。
 今の仕事に就く前は、子ども用品店で働いていた広村さん。そこで、「赤ちゃんがミルクを飲んでくれない」、「育児が大変すぎて買い物にも出られない」など、様々な悩みを抱えるママたちとの出会いがありました。悩んでいるママのために何かしたい、と考えていたところ、親子サロンの人員募集を知り、転職を決意したそうです。
 「私自身、子育てのことではたくさん悩み、いろんな方に助けてもらいました。自分の子育てさえままならないのに相談に乗ることができるのか不安でしたが、とにかく寄り添うことでママたちが少しでも笑顔になってくれたらと思う一心で、今もこの仕事に取り組んでいます」。
 親子サロンでは定期的に、ノーバディーズ・パーフェクト(NP)プログラムを開催しています。NPは10人前後の参加者が6回にわたって子育てについて話し合うプログラム。専門家が何かを教えるのではなく、育児に悩んでいる母親同士が「自分ならどうするか」を話し合うための場です。

悩んでいるのはみんな同じ
完璧じゃなくても大丈夫

 ファシリテーターとしてNPの進行を務める広村さんは、個々の問題を解決するのはとても難しいことだけど、「悩んでいるのは自分だけじゃなかった」、「話せただけでうれしい」、「参加して良かった」、「自分の行動を前向きに捉えられた」といった参加者の感想からNPの手応えを感じています。
 「完璧な親なんていない、というNPの趣旨は、私たち親子サロンの思いと同じ。だからこそ、親同士が自然に助け合える場を大切にしたいですね」。

誰もが気軽に集い
寄り添い合える場に

 子どもの不登校に悩んだ経験がある広村さん。最近、そういった相談が増えているように感じています。
 「学校を苦手に感じる子が参加できるイベントを企画したり、その子たちの親同士が悩みを相談し合える場を作っていきたいと思っています。
 また、パパたちもパパ同士話し合ったり、共感し合える場をイベントなどを通して増やしていきたいです。社会福祉協議会だからこそできるいろいろな事業を通して、障がいがあってもなくても、学校に行っても行かなくても、いつかは地域のみんなが安心して集える場所(地域)になってくれたらと思っています」。

津幡町社会福祉協議会
子育てたまり場 親子サロン

大人と一緒ならフリータイムで利用できる、カナダの「ドロップ・イン・センター」のような屋内遊戯場を目指し、多彩なイベントを開催。育児相談員が随時、子育てに関する相談や質問も受け付けている。
問い合わせ076-288-6274(直通)、つながりにくい場合は076-288-6276(津幡町社会福祉協議会)まで。

広村 厚子

津幡町社会福祉協議会 子育てたまり場 親子サロン
育児相談員

広村 厚子さん

子ども用品店での15年間の勤務を経て、2006年、津幡町社会福祉協議会が主宰する「子育てたまり場親子サロン」の育児相談員に。来場者の相談や電話相談に対応するほか、各種イベントの企画や運営を担当。NP(Nobody’s Perfect Program)認定ファシリテーターとして、同サロンで開催されるNPプログラムの進行役も務めている。