私の子育て支援 vol.7(p57)

2016年4月25日

家族の幸せのために一緒に学び続ける


2015年6月に開かれた「情熱育児〜ママの笑顔は家族の笑顔2〜(4回連続研修会)」の第2回「家族を大切にするということ」。藪下さんが講師を務め、グループワークを中心に「楽しく」勉強中の参加者。

すべての垣根を超えた、
縛りのない自由な支援を目指して

 心理カウンセラーであり子育て支援・家族支援「ベスタの会」の代表を務める藪下さんは3児のママ。出産してから子育てに対する探究心は尽きず、問題に突き当たるたびに勉強してきました。そして子育てや家族の悩みの本質を解決するためにさまざまな心理学的アプローチで親と子ども、そして家族の絆をテーマにワークショップやセミナーを開催。また講演会に講師として呼ばれたりと幅広く活動しています。
 「子育ては時代によって変化していきます。でも支援する側が親はこうでないといけないと決めつけたりして、逆に傷つけてしまうケースもあるんです」。

子どもは常に親に影響されている

 そんな藪下さんも結婚し出産したころは家族との関わりや子育ての悩みを抱えて引きこもった時期もありました。「私と同じように子育てに悩んでいる人は他にもいる!と思い、当初は子育てサークルを立ち上げました。そうして活動する中で、子育ての悩みって実は、自分自身が小さい時から抱えていた悩みが、子育てを通して露出したものだと気づいたんです。心の深いところにずっと抱えていた悩みが、表に出てきたものであることが多いんです」。子育て中の悩みを持つ親を支援することの大切さを知った藪下さんは、まずは親の自己肯定感を向上させようと、2009年にNPO「ベスタの会」を立ち上げ、カウンセリングなどの活動に力を入れてきました。「表面上の問題だけにとらわれず、その背景にある問題を紐解いていきます。離婚問題・不登校など様々な分野の相談を受けてくれるネットワークの幅広さもベスタの会の強みです」。

子どもの性教育を
他人まかせにしない

 子育ての問題をさらに深く追求していった結果、夫婦の心と身体のコミニュケーションの大切さ=性の問題に行きついた藪下さんは、男女のパートナーシップを学ぶ活動も始めました。その上で「性教育は家族の中ではダブーにしがちですが、外から入る間違った情報ではなく、親から子どもにきちんと教えてあげることはすごく大切です。大人になった時に、性への偏見を持たせないためには、幼少期からの健全な性教育が必要なんです」。
 どうやって子どもに性教育を伝えたら良いのか悩んでいる親に向けて「親から子どもへの性教育」をテーマに講師を招いてセミナーも開催。また、石川県婚活支援者「縁結ist」としても活動しています。まだまだ藪下さんの探究心は続いていきそうです。

NPOベスタの会

子どもの自己肯定感を向上させるために、まず親の自己肯定感を向上させようという取り組みをしている子育て・家族支援団体。セミナーや講演、ワークショップを不定期で開催。
●詳細はこちら●http://goo.gl/yDRJFL

薮下 佳代さん

カウンセラー、介護福祉士 NPOベスタの会代表 愛レディスクリニック理事

藪下 佳代さん

子育てマエストラであり、心理カウンセラー。過去生療法、フラワーカウンセリング、アートセラピーなどを取り入れた新しいカウンセリングスタイルを確立。NPファシリテーター(CCC親教育プログラム)、JSTA(一般社団法人日本性愛セラピスト協会)TT(認定トレーナー)、縁結びist(石川県婚活支援者)ベスタの会ブログ http://ameblo.jp/vesta2009/