私の子育て支援 vol.7(p56)

2016年4月25日

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地域のネットワークで楽しく子育てを


ママたちが自分たちで講演会やクッキングなどを企画・運営する加賀市の育児サークル。写真は音楽療法の講師を招いて。ぴよぴよ・かがは、それら各サークルの活動を統括し、連携を深める役割を担っています。

ゆるく、縛りなく、
みんなが関わって成長していく

 地域ぐるみでの子育ての必要性を感じて、21年前に育児サークル「片山津にょきにょき倶楽部」を発足した山口さんは、その2年後に「加賀市育児サークル連絡協議会ぴよぴよ・かが」の運営にも関わり、現在はアドバイザーを務めています。
 「この育児サークルはお母さんたちが活動内容や財源も全て自分たちで話し合って運営しています。お金をかけられない分、みんなで工夫するイベントはとっても楽しいんですよ。でも活動するためにしんどくなっては困ります。何人もがリーダーになって、なるべく負担がかからないようゆるく縛りなく、出来る人が出来る事を出来る時に楽しみながら参加しています」。
 6つの育児サークルがそれぞれ活動し、協議会としても連携していく事によって、お母さんたちも「サービスは子育ての中で自分たちで一緒に作っていくもの」と感じとり、社会性も身について、共に成長していくそうです。 
 山口さんは、「子どもを持っている限り、子育てに終わりはない」と言います。加賀市の育児サークルは自分の子どもが大きくなってからも活動に関わってくれる人が多いのでずっと連携がとれたまま長く続けられています。

子どもたちで賑わっていた
時代から少子化の時代へ

 3人の子どもがいる山口さんは、長女と、下の9つ歳が離れた長男の世代では子育てを取り巻く環境もずいぶんと変わっていったと言います。「上の子の時は子ども銀座と言われるくらい、近所では常に多くの子どもたちが遊んでいました。それが下の子の時になると子どもも少なくなり、新興住宅もできて町はガランとしていましたね」。外に出れば誰とでも遊べた時代から、自分から遊べる場所に出向かないといけない時代に。現在はさらにそんな状況も色濃くなり、子育て支援の必要性を感じるそうです。

すべては子どもと
子育て中のママのために

 山口さんは、23年前に知人に誘われて立ち上げた「加賀おやこ劇場」が今の活動の原点になっていると言います。また、片山津温泉の観光にも力を入れ、ブログ「IIGAINE片山津温泉」も毎日更新。「いろんな人に片山津を加賀市を知ってもらい、街を好きになってほしいと思います。人がつながり合っていくと良いですね」。そんないろんな活動の積み重ねが地域を通じて、加賀市の子育てネットワークに生かされています。

加賀市育児サークル連絡協議会
ぴよぴよ・かが

子育て中のお母さんの交流の場であり、子どもたちのふれあいの場である加賀市の6つのサークルが集まり、連携をとりながら各サークルの月2回のイベント、年1回の講演会の企画などを考えて、共同で子育て支援活動に取り組んでいる。
●問い合わせ●0761-72-3211(加賀市子育て支援センター)

山口美幸さん

加賀市育児サークル連絡協議会 ぴよぴよ・かが アドバイザー

山口 美幸さん

1993年「加賀おやこ劇場」を立ち上げ、1995年「片山津にょきにょき倶楽部」を発足。1997年には「加賀市育児サークル連絡協議会 ぴよぴよ・かが」に関わり、現在、連絡協議会のアドバイザーに就任。また、片山津温泉の観光ガイドにも携わり、まちづくりの一環としてブログ「IIGAINE片山津温泉」を毎日更新。
http://blog.livedoor.jp/katayamazu/