私の子育て支援 vol.1(p37)

2015年4月25日

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心と体を癒すママのためのボディケア


ママの体をマッサージするみ〜さん。待ち時間やマッサージの後はママ同士の交流の時間に。

0分間のリラックスタイム
癒される体、開放される心

 DVで離婚し、1歳と2歳の男の子を抱えて、シングルマザーとなったみ〜さん。楽ではなかった自身の子育て経験から、「少しでもママたち
の役に立ちたい。女性支援をしたい」と、本職を生かしてママのためのボディケア「み〜さんのすっきり♪リフレッシュタイム」を月2回、いしかわ子ども交流センターで始めました。活動は今年で6年目になります。
 ママの口から出る「あー楽になった」。その言葉がうれしいと言います。「いま誰が私の体をこんなに大切に扱ってくれる」と泣き出したママもいるそうです。
「心と体はつながっているから、マッサージで体だけでなく、育児で疲れたママの心も癒したい」。気忙しい日々を過ごし、育児だけでなく、嫁として妻としての気苦労もあるママにとって、この20分間が気持ちを整える時間にもなっているようです。県外出身で金沢になじめず悩んでいたママがここでママ友ができ、出会いを提供する
形になったことも。
 8年間の電話相談のボランティア経験もあるみ〜さんは、ママたちの話にじっと耳を傾けます。「子どもがかわいいと思えない」。一人が発した言葉に「私も分かる」と周りにいたママたちが共感し、自然発生的に本音で語り合う場となることもあります。

み〜さんポストを設置
ママのSOSを行政に

 み〜さんはマッサージの部屋に「み〜さんポスト」という箱を置いています。育児に関して困っていることを利用者に書いてもらい、公的機関の関係者に届けるパイプ役になっています。ポストには「保育園の一時預かりがいつもいっぱいで全然預けられない」。「公的サービスはあっても、本当の緊急時に子どもを預かってくれる先がない」など、ママたちの切実な悩みが集まります。「私自身、病気をした時に本当に困った経験があります。子どもを見てくれる人がいない、夕ご飯も食べさせなきゃなら
ないけれど、熱があって体が動かない。友だちに泣きながら電話して、おにぎりを持ってきてもらったこともあります」。
 み〜さんはマッサージのボランティアを「体が続く限りは続けたい」と話します。必要としている人に、必要としている支援が届くことを願って。

ママからたくさんの「困りごと」が寄せられる「み~さんポスト」。切実な声は、み~さんの手で確実に行政に届けられます。

み〜さんのボディケア

金沢市法島町のいしかわ子ども交流センターで第2・4木曜日の10時から15時までの間、1人20分、計12人(無料)。第3木曜日は津幡町の親子サロンで同時間で計8人(託児代として500円)。

みーさん

普段はリラクゼーション店で、ボディケア、タイ式、足つぼの施術を行っている。自身のシングルマザーとしての子育ての経験などを経て、女性支援の活動に積極的に取り組む。ボディケア(ママのためのリラクゼーション)のほか、電話相談にも8年間従事。現在、2人の息子は成人に。